ちっぽけ

歌をかく、うたう。のくりかえし。こんなとき歌をうたいたくなる。歌についていろいろ考えるのだが、テレビの絵と比べるとなんて滑稽。自分の歌の無力さ、無意味さ、言葉じゃ難しいけどそんな感じのニュアンスが浮かんでくる。グラグラゆれて、あわてて家を飛び出して、童話に出てくるような暴れて生きて動いてるような木に唖然とした。ぼくの身に起きたことなんて、まだまだ小さいほど災害の起きた町は悲しみの渦が轟いている。偽善者・・。こうやって文章を書くことも、ある意味数少ない回線を使ってるのかもしれない。「ご冥福を・・」って言葉のメールすら災害のエネルギーからすると迷惑なことだよね。今はだまって見守ることしかできないぼくの現状。エレキギターの電源さえ節電しなくちゃ。何千人の中にはいろんな人がいると思う。その人たちさえ無抵抗のまま飲み込まれてしまうほど、えらそうなこと言っても無力なんだって気づかされたし、普段は何か大きな力に守られてるって思ってたけど、そんなものもないんだと・・。スーパー行っても、コンビニ行っても、カセットコンロのガスが売り切れるほど、身の回りに確かに傷を回復する影響がある。なんもできない自分に謝ったって謝れないくらいイライラするけど、早くいつもの風景をって思います。